6年目!

今年も5月31日がやってきました。

2010年5月31日は「ロボスクエア贈賄冤罪事件」の任意捜査が始まった日です。
あれから6年が経ちました。

日常生活に追われてしまい、執行猶予期間がまだ8ヶ月ほど残っていることすら忘れてしまいがちです・笑

冤罪で戦っている人たちに寄り添っていきたい!

その思いはもちろん今も変わりません。
が、なかなか行動できていない現状です。


毎年しつこいようですが、日本の司法についてを考えずにはいられない日です。


先日も刑事訴訟法の一部改正が「改悪」という状態で可決されました。

義務化対象事件が全刑事事件の3%に過ぎなかったり、
自分の罪を軽くするために他人の罪を証言する密告型の司法取引だったり、
盗聴法が拡大され、私たちのプライバシーがいつでも捜査権力に覗き見される可能性があったり、と、
もともとは郵便不正事件という検察の不祥事をきっかけに、冤罪を起こさないための改正となることを期待していましたが、結果は、捜査機関の権力が肥大化され、圧倒的に被疑者や被告人、そして一般市民が不利な状態になっている、といわざるを得ません。

そんな状況でも「なくせ冤罪!市民評議会」が
「「刑事訴訟法等の一部改正案」の可決は、司法の自殺行為」
として、批判し続けると宣言した声明を出されています。

 

なくせ冤罪!市民評議会緊急声明「「刑事訴訟法等の一部改正案」の可決は、司法の自殺行為」


もちろん八田さんのblogでも「刑訴法改正をどう捉えるか」といった問題提議がなされています。

#検察なう (540) 「冤罪が確実に増える刑訴法改正をどう捉えるか」5/30/2016

先日、布川事件のドキュメンタリー映画「ショージとタカオ」を製作された井手監督とお話しました。
国を相手に、長い長い年月をかけて司法の場で戦っている人達の話を伺いました。
あまりにも国の不誠実な対応に、
「国は自分達が死ぬのを待っている」
そんな境地に追い込まれている状況でした。
それでも、自分の守りたいものがある、と戦っている方々もいるのです。

こうやって戦っている人たちの声に耳を傾けていきたい。
自分たちができることは何かを考えていきたい。
司法について少しでも多くの人たちと議論していきたい。

少しずつ行動していきたいと思います。

皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

やすこ