11年

毎年恒例の5月31日です。
あれから11年が経ちました。
もうそろそろこの日を語るのはやめようかーと何度も思いますが、
今なお冤罪で苦しむ人はたくさんいます。
先日、ご家族が冤罪に巻き込まれた方のお話を伺う機会がありました。
私も公判中に八田アニキのことを知り、
藁をもすがる思いでメッセージ送って
お返事いただいた時の想いを思い出しました。
こういう問題は当事者にならないとなかなか自分事として考えられないもの。
当事者を経験した私でさえ、最近は色々スルーしちゃっています。

最近FB友達になった友人もいるので、
良かったらHP見ていただければと思います。
そして、未だ先進国とは思えない日本の司法の現状について、
少し考えていただければと思います。
人質司法のこと。
取り調べに弁護人が立ち会えないこと。
証拠は(例え無罪の証拠でも)全て開示されないこと。
無罪であっても検察による控訴権(他の先進国では禁止されています)のこと。
また、最近の保釈条件にSNS等で事件の発信することも証拠隠滅にあたるとみなされるとか。
八田アニキのように、取り調べをツイッターに流すとアウトなの…?
警察や検察は自分達に都合のよい情報ばかりをタレ流すのにね。
ファクトチェック、誰がやるの?
例え無罪になっても殆ど名誉回復はされなません。
etc...
書き出すと色々思い出して、ムカムカしてきました笑

日本ではホント権力持った人達が、
「ごめんなさい」
と自分達の過ちを認めることはないのです。
みんな私や冤罪で苦しんでいる人達の無実を知ってるのに、
「無罪」になることはないのです。
「無罪」になるために、血の滲むような努力と時間が必要なのです。もちろんお金もかかります。
「なんでこんな世の中になっちゃったのー?」
と思うけど、それもこれも私を含めた国民の無関心が権力を肥大化させてしまったのだと思っています。
冤罪はいつでも自分や自分の大事な人たちにおきるもの。
知っている人が伝えることや問題提議することも大事かなと思いますので、
皆さま引き続きお付き合いいただきますようお願い申し上げます。